不登校の中高生に「自分らしくいられる居場所」×「心理ケア」を提供したい!

不登校の中高生に「自分らしくいられる居場所」×「心理ケア」を提供したい!
子どもの教育や発達に関わってきた若手心理士たちが「不登校の子どもたちにもっと充実した心理支援を届けたい!」という思いで集い,”不登校の専門的支援が受けられるフリースクール”をオープンします。子どもの生きづらさと保護者の困り感に寄り添う居場所=フリースクールという先鋭的な試みを都内に実現します。


■DACHA LABO代表より

DACHA LABO代表・広報
臨床心理士・公認心理師
松葉百合香

はじめまして。私たちDACHA LABOは,「日々のストレスから解放され,心を耕す活動に没頭できる,セカンドハウスのような居場所を作りたい!」という思いで集まった若手心理士のメンバーによる任意団体です。(DACHA LABOホームページはこちら)

現在は『Office DACHA(オフィス・ダーチャ)』という個人事務所にて,不登校のお子さまに個別支援を展開しております。新事業として,フリースクールを中心とした不登校の中高生に対する居場所支援を都内にて提供していくために,2021年4月以降に『DACHA LABO』を法人設立する予定です。

DACHA LABOのスタッフ
■これまでの活動

◎オンライン・ダーチャ
・・・ZOOMを用いて,社会人や不登校の保護者向けのセミナーや座談会(相談会)を実施してきました。

◎個別支援
・・・不登校の中高生を対象に,アートセラピーやソーシャルスキルトレーニングなどの,一人一人の状態や目標に合わせた1対1の支援を行ってきました。

■『ダーチャ』の名に込めた思い

『ダーチャ』とはロシア語で「Dacha」と表記し、『ロシア圏の郊外にある菜園付き別荘』のことです。ロシア圏では都会の喧騒や,日々のストレスから逃れ、ダーチャで家庭菜園や仲間との語り合いながら休暇を過ごし,心身を癒やすそうです。

これまで心理士として不登校の子どもの支援をしてきた中で,子どもが主体的に活動したり,自分らしくいられる「居場所」が大切であると強く感じてきました。

子どもの心の成長に必要な「居場所」とは
・居るだけで心のエネルギーを溜められる場所
・大人の顔色や自分の評価を気にせず活動できる場所
・自分の特性を理解してくれる大人や仲間がいる場所です。

家でも学校でもない,その子のペースで心を耕す活動に没頭できるセカンドハウスのような居場所を提供していきたい,という思いから『ダーチャ』と名付けました。

■現代の日本における不登校問題

近年、日本では若者のひきこもりや自殺のきっかけとして,不登校が問題視されています。

・ひきこもりのきっかけにおいて「不登校」が第1位
・「不登校自殺」の問題

令和元年に行われた文部科学省の調査報告書(リンク)によると、以下の図のように年々不登校者数は増加しています。

■不登校の子どものニーズ

不登校の子どもたちは,「学校に行けない」という状態は同じであっても,子どもによってさまざまな困り感やニーズを抱えています。

・学校不適応につながる問題(メンタルヘルスの不調,コミュニケーションの苦手さ)がある。
・いじめを受けて自信がなくなった。
・今後のキャリアを相談する場所がほしい。
・学校や家族内で理解や居場所感を得られず,孤立してしまう。
・外出するのが辛く,ひきこもりになってしまう。

不登校生やひきこもりの増加という社会問題を解決するためにも,ひとりひとりのニーズに合った,適切なサポートを受けられる場所が必要です。

■”心理士が運営するフリースクール”を都内にオープン!

従来のフリースクールでは
・「勉強」を中心とし、子どもたちが自習する様子を講師がサポートする形が多い。
・「不登校を治す」「学校には行かなくていい」という理念に自分が当てはまらない。
・「居場所」を提供してくれるが,その先のキャリアが不安。
・ 専門家に相談したいが常駐していない。
といった,保護者や卒業生からの声