糀食品や大島紬リメイク服、雑貨など サスティナブルな商品を販売するお店を出したい

糀食品や大島紬リメイク服、雑貨など サスティナブルな商品を販売するお店を出したい
無農薬・無化学肥料米で作った糀(こうじ)シリーズは調味料をテーマにより日常に糀を取り入れやすくしたこだわり商品。鹿児島の伝統工芸品である大島紬は絹(シルク)織物。大島紬をリメイクすることで普段着として着られ、最後は土に還ります。天然繊維を作るのも農業。サスティナブルな商品を販売するお店を出したい。

発目標】「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標のこと。※「持続可能な」という部分は、「人間の活動が自然環境に悪影響を与えず、その活動を維持できることを意味しています。(改善する動きを)長期間に渡って、実施し続けられる」という意味。

萬田先生と合鴨  萬田黒鶏 田植え機 自家菜園野菜  農園のヤギ達
   【黒鶏卵(左下)と合鴨卵(右下) 】                      

4. 合鴨の里納屋糀カフェをオープン

農薬や化学肥料を使わず、合鴨という家畜を飼ってこだわって作るお米は手間もかかり値段も高くなります。農園に売れ残っていた合鴨米と合鴨肉を見た時に、この良さを多くの方に知っていただく場所をつくり循環させたいと思いました。萬田先生が霧島生活農学校を立ち上げられ、教室として農園の納屋が改装される事になりその場所をお借りしてカフェをオープンする事となりました。農園で採れるものを最大限に生かしたいとの思いもあり上級麹師の資格を取得し、農園で採れた合鴨米から米糀を自家製する技術を身につけ合鴨米と糀・合鴨肉を使った料理を提供するメニューにしました。

糀デザートセット  白糀・黒糀  大島紬リメイク服  ランチの茶節削り  カフェコンサート

5. 本場大島紬クイーンの経験から大島紬リメイク服販売へ
海外へも着物を持って行くほど和装が好きで、和装をしての現地の方との交流は日本文化の素晴らしさを改めて感じる日々でした。帰国後、出身地である鹿児島の伝統工芸品である大島紬の事を知りたいと奄美大島へ。2017-2018年の2年間、本場大島紬クイーンとして活動させていただけた事に繋がります。泥染め体験含め工程を見学し、気の遠くなるような30以上の作業工程を知り、感動と共に大島紬の文化を残したいと強く思いました。そして、この工程は農業と同じだということにも気づきました。蚕を育てその絹糸を採り自然の中で人の手で作り上げていく。最終的に人の口に入れば食物、着るものになれば服。最後は土に還ります。

私自身が大島紬を身につけ広めていくことはSDGsの目標の中のサスティナブル、エシカルな活動に繋がる事にも気づき、さらに大島紬への思いは強くなりました。【エシカル】 直訳すると「倫理的な」という意味です。「エシカル」とは、この一般的な意味合いが根底にありつつ、地球環境や人、社会、地域に配慮した考え方のことを指します。大島紬をより深く知り、工程を知ると高額になってしまう事は当然だと思いますがやはり簡単に手が出る金額ではありません。着物文化離れと共に需要は減るばかりです。鹿児島の方は想いのある大島紬をお持ちの方が多いのにも関わらず箪笥の肥やしになっている方が多い事や着物になって中古品となった大島紬はとても安価である事実も知り、どうしたら大島紬を日常的に日の目に当てられるかを考えました。そこで始めたのが大島紬のリメイク服の販売です。

大島紬リメイク服着用写真 一度着物となった大島紬を解き、洋服として蘇らせる。そうする事で多くの可能性が出てきて日常使いできる事ができるようになりました。安価なうえ、ご自宅で洗濯ができるというのも大きなメリットです。
肌に近いアミノ酸たっぷりで軽く着心地の良いシルクの良さも知れば知るほどこの良さを皆さんに体感して欲しいと思い、カフェでもお取