MIRUIプロジェクトVOL.22|静岡の伝統工芸品の魅力を若い感性で伝えたい!

MIRUIプロジェクトVOL.22|静岡の伝統工芸品の魅力を若い感性で伝えたい!
「日常に工芸品を」をコンセプトに職人技を若い世代に伝えようと始まった活動です。主な活動は、オンラインストアの運営や工芸品の出品等の仲介業と写真撮影やSNSによる認知度向上等のブランディング業です。静岡にいるからこそできる活動を大学生4人が全力で取り組みます!

ンラインストアの開設に至りました。

駿河竹千筋細工 神谷さんとのお写真

【機械で物を作る現代だからこそ】

多くのものが機械で生産される今、手作りの商品をなぜ買うのかと思われる方もいらっしゃると思います。しかし、そんな現代だからこそ職人による手作りの工芸品には贈り手の「気持ち」を伝える力があります。私たちは、手作りの良さを伝え、贈り手がお礼の品を考えた際に、工芸品という選択肢が生まれるように日々活動しています。

駿河竹千筋細工 作業工程

04.なぜ大学生が活動するのか

                          出典:JTB総合研究所

上の図1は、「地場産業・伝統産業品の購入経験および関わり方の意識について全国から無作為に選んだ20歳から79歳までの男女一万人に調査した結果」です。図から、全体からは約半数が購入経験があるとの回答でした。しかし、若者の購入経験率は、全体の中で低く、意識して購入するといったことが少ないということが見受けられます。そして、年齢が上になるほど購入経験率は高くなり、意識して購入する場合が多いとわかります。

出典:JTB総合研究所

                                     出典:JTB総合研究所            

図6.図7は「あなたにとって地場産業とは」と「地場産業・伝統産業品をここ2~3年で買わなかった理由」についての回答です。

図6では、「持つことで生活に深みが出る、豊かな気持ちになれる」や「人からもらうと嬉しい」といった良い印象の回答が多く見られます。

しかし、図7のグラフでは、購入機会がないことや価格が高いといった項目を除き、「地場産業・伝統産業品の使い方が分からない」や「古臭いイメージがある」といった回答が若者に多く見られます。これらは、若者の地場産業・伝統産業品に触れる機会が少なく、そしてこれらの工芸品は「昔のもの」といったイメージがこびりついているためだと思われます。

「持つことで生活に深みが出る、豊かな気持ちになれる」や「人からもらうと嬉しい」といった良い印象があるのに対し、「使い方が分からない」や「古臭いイメージ」といった印象があることを踏まえると、工芸品の魅力を伝えることができておらず、そのイメージが「昔のもの」になってしまっているのが現状のように思えます。

私たちは、工芸品をもっと身近に感じられるように工芸品の使い方・使用場所についてインスタグラムやオンラインショップを通して日々発信しています。そして、日常で工芸品を使用してもらえるように大学生の目線から「工芸品はおしゃれで日常を華やかにする」ことを伝えていきます。

駿河漆器 うるしのワイングラス

匠宅は、「静岡の工芸品にフォーカスしたオンラインショップ」の運営をしています。匠宅メンバー全員がここ静岡の大学生であり、静岡にいるからこそできる取り組みを心掛けています。

静岡の工芸品なら「匠宅のオンラインショップ」と言われるようにこれからも全力で取り組んでいきます!

                                   出典:MMD研究所

上の図は、SNSの利用者数の変化を表したグラフになります。
グラフから、FacebookとTwitterはいずれも高い利用率であることが分かります。その他に、近年、右肩上がりに利用者数が伸びているのがインスタグラムです。インスタグラムは文字、写真、動画を一度に掲載することができるため、視覚情報