猟師さんから野生の鹿が山や田畑の農作物を荒らしてしまう有害鳥獣被害の話を聞きました。
鹿の革は野生ならではの傷や鉄砲の痕があり、この革で商品を作ることは至難の業でしたが、上司から教わった革には命があったという言葉が常に心にあり、人間の都合で殺めてしまった命を無駄にするのは申し訳ないという思いもあり、自分の使命として商品作りを開始しました。
そんなある日、地元の下伊那農業高校で地域講師をつとめさせてくことになり、教育として生徒たちと有害鳥獣問題に取り組むことになりました。
結果的に5年度講師を務めることになり、生徒たちと捨てられている野生鹿の皮を地域資源と捉え、活用方法を考えてきました。
鹿革で商品を作り、販売して売上金を地元の猟友会に寄付したり、長野県の協力を得て東京銀座NAGANOで研究発表をしたり、SDGs(持続可能な社会の実現)を学んだりと、年度ごとに発展し続け地域の問題解決に向けて取り組んできました。
そして昨年度からは獨協大学のゼミの研究テーマとして取り上げていただき、14年間の「命の授業」のボランティア活動をレザークラフトの教材キットにして全国の子どもたちにも命の大切さを伝えたらどうかと提案していただき、以前から構想を練って作ってあった主人公の少年が獣たちから大切なことを学ぶオリジナルの物語を紙芝居にしていただきました。
現在はこの教材キットを作り、販売することで社会的弱者の方の雇用に繋がるための循環システムを作るために行政や協力団体と連携をとりながら活動を続けています。
商品には一部の商品を除き、鹿の焼き印が入っています。これは高校生の授業の中で生まれた下農(下伊那農業高校)レザーのロゴです。このロゴには有害駆除された鹿の革を使っているという意味と鹿が新しい命として生まれ変わり、商品ができるまでに多くの人の命を繋ぎ、守るという意味合いも込められています。
まるで本物の葉っぱのように色が変わるキーリングは、かわいい革の木の実が揺れて、持っているだけで自然と繋がっているような不思議な感覚になります。希望者には革職人木下が名入をいたします。鍵を付ける丸い金具の素材は真鍮を使っていますので、革と同じように使うごとに経年変化を楽しめます。
まるっこくてかわいらしいデザインのコインケースは小さいのにその存在感が溢れています。普通にコインケースとして使うこともできますが、コンタクトレンズ、お薬、SDカード、アクセサリーなど、小さなものをしまうケースとしても重宝します。お子様の一番初めの革小物、ファーストレザーとしていかがですか。
カードが増え、毎日の生活に必要不可欠となったものだからこそ、人とは違うこだわりのモノを使いたいですよね。そんな要望にお応えして、シンプルの中にも革の特性をいかして男女兼用で、使うのが楽しくなるようなデザインにしました。ハトメという穴の開いた金具を付けたので、カラビナやストラップ、リールホルダーを付ければ外出時でもスマートにお使いいただけます。
車のスマートキーもすっきり収納してしまうキーケースは何ともユニークなフォルムで目を惹きつけ、通勤、通学が楽しくなりそうですね。免許を取得した記念や車を買い替えた記念の贈り物としてお勧めです。大切なあの人とお揃いで使ってもいいかもしれいませんね。
私たちは小学1年生からペンケースデビューをしてから、いくつのペンケースを使ってきたでしょうか。それだけペンケースは私たちの生活に欠かせない、大人になってからも身近な存在です。このペンケースがそばにあれば勉強も仕事も頑