海洋プラスチックはゴミじゃない。可能性を秘めた素材だ

海洋プラスチックはゴミじゃない。可能性を秘めた素材だ
海洋プラスチック問題をポジティブに解決しよう。あらゆる角度から何に使えるか考えて活用する。そんな第一歩をREMAREと共にやりましょう。

プロローグ

まずはこちらの写真をご覧ください。
これは何だと思いますか?

△この作品は「海」というテーマを持ったアート作品です。
海岸に打ち上げられたプラスチックゴミで作りました。
僕は深刻化する海洋プラスチックゴミ問題をものづくりで解決したいと思っています。
自己紹介

はじめまして、僕の名前は間瀬 雅介(ませただすけ)です。
幼い頃から海への冒険に憧れ、航海士になりました。
海と関わる仕事に就き気付けば8年が経ちました。

海は陸とは違い”モノ”が無い世界。

数ヶ月間に及ぶ航海のなか、そう感じてきました。
南極の生物調査では暴風圏と言われる南緯40度〜60度の海域を通らないといけません。
そこは船より波が高くまさに海賊アニメで出てくるような予測不可能な天候の世界でした。
発電機が壊れてあわやブラックアウト!そんな死に近い経験も多々ありました。

そんな航海の中で目の当たりにしてきたのは大量の海洋プラスチックゴミでした。
海洋プラスチックゴミの問題

深刻化している海洋プラスチックゴミ問題についてご存知ですか??
年間800万トンものゴミ(なんとジェット機 5万機分!)が海に流されていて、2050年には魚の重量を海洋プラスチックが上回ると言われています。
海洋プラスチックゴミの問題解決は僕らの健康につながる可能性がある

海の問題というと日常的に自分たちには関係のない問題と思われてしまうかもしれませんが、
実は最終的に魚たちが摂取したマイクロプラスチックを私たちが口にして、体内に蓄積されることも危惧されています。
家庭ゴミ40% 〇〇60%

海洋プラスチックゴミの問題というと、ペットボトルのイメージが強いと思いますが、重量で見ると実は漁具(漁師さんの道具)が約半分を占めているのです。

ものづくりで海洋プラゴミ問題を解決したい

上記のような海洋プラスチックゴミの課題がある中で僕は
「角度を変えれば活用できるのにもったいない!!」と思ってきました。
そして2年程活用方法を模索した末たどり着いたのが海洋プラスチックゴミを使った作品制作でした。

こちらはボールペンになります。そして昨年末に、三重県志摩市の漁師さんのご好意で三重県鳥羽市にアトリエとなる加工場を借りる事ができ、幸運にも漁師さん達も海洋ゴミの回収や清掃活動などを積極的に実施しているエリアでした。

△鳥羽市の漁師さんと一緒に養殖のわかめを取りに行っている写真

そこから、2021年1月に愛知県名古屋市から三重県鳥羽市に家族で移住。
漁師さんのお手伝いさせていただきながら、海洋プラスチックゴミを活用した作品作りをしています。
家庭ゴミ40% 漁具60%を解決するために

これから海を漂うプラスチックゴミの認識を「ゴミ→価値あるもの」へと変換するために、家具や時計といった生活家具・雑貨を制作し、生活の一部に落としんでいけたらと思っています。

サイドテーブルになります。こうして漁師さんたちと一緒に漁具を回収→活用して漁村の人たちの意識を変え、活用方法として家具や時計といった作品を作り日常に落とし込んでいくことによって一般の方の意識を変換することで日本国内の海洋プラスチックゴミ問題を解決していきます。

△漁村からの発信+家具・雑貨になどのものづくり
NEXT STEP-100万円の使い道-

“第一歩”として小物商品の制作と製作拠点の確保はできました。
次の段階は、生産ラインの確保と制作拠点の整えるということです。

製作拠点は、海や環境問題、ものづくりに関心のある人な