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レトロゲーム秘密基地 存続のための移転プロジェクト
4 ~ 5 分
はじめに・ご挨拶
青森県十和田市で「レトロゲーム秘密基地」という小さなゲームセンターと2階のレトロゲームバー「シークレットベース」を経営している元・駄菓子屋ゲーセン息子の鳥居秀憲と申します。
レトロゲーム秘密基地は、2019年にオープン以来、地元のゲーム好きに支えられ、同年末には2階部分をバーとしてオープン、懐かしいゲーム関連のディスプレイを眺めながらゲームの話をしたり、アーケード・コンシューマ問わずレトロゲームを楽しめるお店として運営しております。
少しずつ県外から来店されるお客様も増え、地元のゲーセンとしてこれからという矢先にコロナ騒動となり、ちょうど一周年にあたる4月~5月にかけては非常事態宣言を受けて休業を余儀なくされました。
自己資金で賄っていた運営資金も、銀行や公庫の融資、給付金なども含めて何とかやりくりしながら持ちこたえておりますが、いよいよ第3波が猛威を振るい、益々先のわからない状況となりました。
経営は苦しいながらも店に通ってくれる常連プレイヤーも少しづつ増えて、SNSでは「いつか行ってみたい」という声を多数いただくようになりました。
コロナの収束が見えず感染対策が日常となってしまった社会で、昔ながらの雰囲気を大切にこれからのゲーセンとして存在し続けていきたいと思っております。
このプロジェクトで実現したいこと
今回実現したいことは、感染対策への配慮とくつろげる空間づくり、そしてゲーセンスペース拡大のため店舗を移転することです。
ソーシャルディスタンスに配慮した空間
現在、狭い店内に9台の筐体と駄菓子コーナー、カウンターを配置して営業しております。
こじんまりとしたスペースに丁度いいゲームの台数でカウンター越しにお客さまとゲームの話ができる、当初は理想的な空間でした。
コロナ禍となってしまって以来、お客様同士の十分なスペースをとりにくくなり、ゆっくりと滞在することが難しくなりました。
定期的な消毒を実施して、極力接客をなくすためカウンターを無人化するなどの対策をしています。
お客様のご理解もあり上手く機能していますが、コミュニケーションがほとんどなくなった影響でボタンが効かないなど筐体の不具合に気付きにくくなってしまい、メンテナンスにも影響があります。
広い店内で十分なスペースをとることにより安心してゲームを楽しんでもらい、適度な距離で店内を見渡しながらお客様と一緒に過ごせる空間にしたいです。
筐体の台数を増やし、ラインナップを充実
レトロゲーム秘密基地の稼働ラインナップは現在9台、常設の大型筐体を除けば7タイトルを毎月入れ換えています。
毎月変わるラインナップが当店の売りのひとつとなっており、格ゲー、パズル、シューティング、アクションなど、全体のバランスを考慮してゲームタイトルを選定していますが、ゲームによってモニターやコントローラーの仕様、ボタン数など様々です。
一人で運営している関係上、筐体の仕様を毎回変更するのは容易ではなく、筐体にあわせてタイトルを選定することになるので、同じプレイ形態のゲームを同時に稼働することができず、別の月に回すことになってしまいます。
とくに人気の対戦格闘ゲーム用の筐体は1台しかなく、スペース上対戦台も用意できないため本来の楽しさを十分に提供できておりません。
現在稼働している他にも体感筐体やテーブル筐体などまだ数台保管しており、これらを生かし切ることで約2倍のタイトル