はじめに・ご挨拶
当商店街は、江戸時代の物流の大動脈であった能勢街道が横断しており、その街道沿いには一休和尚の子・紹偵や、井原西鶴門下の俳人・西吟のお墓がある「瑞輪寺」や、国の重要文化財に指定されている「原田神社」があり、大阪最古のうどん屋さんと言われる「土手嘉」が今なお営業を続けている、歴史ある商店街です。ですが、ご多分に漏れず、当商店街も店主やお客様の高齢化とともに空き店舗が増えつつあり、商店街の活気が低下しています。そこで数年前、まちづくり協議会を中心に世代交代の問題に取り組み、後継者や新規店舗のオーナーなどの若手メンバーを中心とした「おかまち・さくらづか倶楽部」を設立しました。ここ数年は大阪ゆかりのミュージシャンと協力し、春秋の音楽イベントやフードイベント、そして夏祭りを開催してきております。
このプロジェクトで実現したいこと
新型コロナウイルスの感染が拡大し、大阪府でも重症患者が増え、受け入れ病院は緊迫な状態に陥っています。新型コロナウィルス患者受け入れ医療機関に、市民の感謝の気持ちとして、キッチンカーによる食のデリバリー、そしてセンチュリー交響楽団による出張演奏を届けます。感染症対策のためさまざまな制限があり、飲食店の売り上げは激減し、また芸術団体も公演が行えずに苦しい時期を過ごしております。わたしたち岡町・桜塚商店街と繋がりを持つ「日本センチュリー交響楽団」や、今までイベントで繋がりを持った大阪ゆかりのミュージシャン(木村充揮さん、大西ユカリさんなどなど)と協力し、飲食店やキッチンカーの支援をしながら、同時にその支援を食・音楽のかたちに変えて、感謝の気持ちとして医療従事者に届けます。また、みなさんにプロジェクトに参加いただくことで、感染症対策への更なる意識向上につなげたいと思います。
私たちの地域のご紹介
豊中市最古の商店街ですが、もともとは江戸時代の街道、能勢街道の時代から続く商業地です。商店街のアーケードは、奈良時代にさかのぼることのできる原田神社と瑞輪寺を結んでいます。江戸時代初期の建造である原田神社の本殿は国の重要指定文化財に、また瑞輪寺の本尊、薬師如来坐像は平安時代の仏像として豊中市の文化財に指定されております。商店街の店舗には古くから続く歴史あるお店が残っている中、新しく起業を目指す若い店主たちのお店もあり、神社仏閣に護られた商店街となっています。
プロジェクトを立ち上げた背景
当商店街は豊中市最古の、歴史ある商店街ですが、新型コロナウィルスの影響もあり、商店街の活気も下がり、地域の元気もなくなり人通りも減ってしまう、という悪循環が起こっています。その悪循環を打破するために商店街を中心に、常にアクションを起こし続けていきたいと考えております。新型コロナウィルスの影響があっても、できる範囲でアクションを起こす!それが今回の『プロジェクト・ブルー』です。今できることを考え、アクションを起こし続け、地域住民の方々の生活と商店街を守っていく!それが我々の使命だと考えております。また、新型コロナウィルス の影響を受けたのは我々商店街だけではありません。たくさんの飲食店、音楽関係者も窮地に立たされました。皆様のお力をお借りし、少しでも飲食店や音楽関係者の方々の手助けになれば、そして自粛続きで失われてしまったイベントを開催し、音楽の力で地域を元気付けられれば、と願っております。
これまでの活動
昨年末、感染症対策を十分に取った上で、GoTo 商店街 おかまち・さくらづか テイクアウト・デリバリーフェアを開催しましたところ、