秋田の雪室完熟いちごで手造りしたいちごフローズンアイスを全国に届けたい!

秋田の雪室完熟いちごで手造りしたいちごフローズンアイスを全国に届けたい!
雪国のきびしい気候と奥羽山脈からの清冽な水で育った雪室完熟いちご。やがて赤く美しいいちごは、アイスと出会い贅沢な逸品になりました。急速冷凍した完熟いちごとバニラアイスが絶妙にマッチする「手造りいちごフローズンアイス」を全国の皆さんにお届けします。

一口食べたら「笑顔になれる」いちごを作っています。

はじめまして。秋田県仙北郡美郷町で、いちごの生産と販売をしている企業組合美郷ストロベリーの金子と申します。美郷町は、「かまくら」で有名な横手市と「花火」で有名な大仙市(旧大曲市)に挟まれた地域になります。

今から9年前に脱サラし、秋田の農業を発展させたいという思いからいちご栽培を始めました。日照時間の少ない冬に農業経営はできないものか?という疑問を解消するために、何度も何度も試行錯誤を繰り返しました。実際にいちご栽培を始めると、いちごの生命力に驚かされたのです。

厳寒の秋田で、ゆっくり低温熟成。
目指したのは、練乳のいらない甘いいちご。

皆さんはいちごの栽培用ハウスは冬でも暖かく半袖で作業していると思われるのではないでしょうか。
しかし私たちのハウス内は寒いです。いっぱい着込んで作業しています(笑)。
ハウスのまわりには雪がたくさん積もっています。かまくらの中を想像してもらえると、雪室いちごをイメージしやすいかもしれません。

もちろん暖房は必要です。一般的な温風暖房はハウス全体を温めますは、美郷ストロベリーでは温湯暖房を採用しています。いわば局所暖房的に苗の部分を温めているため、(苗の)外に出たイチゴの果実には暖房効果は少なくなっています。いちごの果実は低温熟成され、いちご本来の甘さと酸味のバランスが良い完熟いちごとなります。

育てているのは、甘味と酸味のバランスがいい「紅ほっぺ」で、大粒の赤く美しい果実が特徴です。
栽培における一番のこだわりが完熟です。流通の観点から固めで収穫されることもあるいちごですが、それは本当の美味しさではありません。
食べごろの完熟を収穫し、出荷。中間業者を通さず、あくまでも完熟を直売することにこだわっています。初めは、地元の道の駅で販売していましたが、現在は隣接する市町村のスーパーなどにも販路を拡大しています。

夏場の主力商品であるイチゴフローズンがコロナ禍で大打撃。

いちごの栽培は1月~5月ですが、夏場には急速冷凍したいちごをスムージー専用の冷凍完熟いちご(イチゴフローズン)としては販売にも乗り出しました。美郷ストロベリーの完熟いちごは冷凍しても甘さや風味を極端に損ないません。

美郷町の美郷ラベンダー園の【美郷町ラベンダーまつり】や秋田市の【竿燈まつり】、大仙市の【大曲の花火】などのお祭りにもスムージーのお店を出しました。しかし、コロナ禍で、昨年のイベントはほとんど中止となり売上げ的にも大打撃を受けました。
手造りいちごフローズンアイスが作られた背景。

そこでいちごのフローズンをより多くの人に味わってもらいたいと、新商品の開発に乗り出しました。地元のアイスクリーム製造業者と協同で製品化にこぎ着いたのが「手造りいちごフローズンアイス」です。

完熟いちごとバニラアイスが絶妙なちょっと贅沢な味わいが楽しめます。「手造りいちごフローズンアイス」は冷凍庫から出してすぐは、いちごが凍って歯が立ちません。5分~10分位してから召し上がってください。いちごのシャリシャリとバニラアイスを混ぜ合わせながら食べると、とても美味しく召し上がれます。

このプロジェクトで実現したいこと。

私たちがこだわってきたいちごの栽培方法や「手造りいちごフローズンアイス」をより多くの方に知ってもらいたい、より多くの方に実際に味わってもらいたと思いプロジェクトを立ち上げました。市場や農協へ出荷する農家とは違う、直売にこだわったスタイルで、販路拡大を目指したいと思います。
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